2014/07/16

大人の色気ってもしかした多くを語らないところにあるのかもしれない ~大下 智也の物語~









この春から東京に新しくできたfethers goffa xというショップのオーナーをしている
お店に行くと彼らしい”ゆるい”雰囲気の接客、関西弁がとても心地よく
いつも長居して立ち話をしてしまう、そんなお店だ

人とおんなじような格好をしているところを見たことがないし、
人が着ていないからこそ、そのアイテムを着る、みたいな
どことなくアウトローな目線からの提案、彼独特のファッション感覚が好きだ

まず水色と赤のコンビにパンチが効いてて、他はモノトーンでまとめる
ノンスリーブとハ―パン、それからハイソックスでありかなしかギリギリのラインを攻め
背中にはグラフィックなプリントが仕込まれているという
発想豊かな、万人受けはしないけど彼が着るとかっこよくなってしまう
自分に似合うものを熟知した人のスタイルはやっぱり目を惹く

彼に会うといつも欲しいアイテムが増える
彼の服装はとても参考になるし、真似したくもなる
そういう人こそ、ショップ店員の鏡であると思う
誰よりもきっと服が好きな証拠、彼のような人がいるお店から
やっぱり服って買いたくなるもんだ

口数は決して多くはないし、ゆるいところが彼の売り
大人の余裕とか、色気みたいなものが彼のカッコよさの秘密
だけどファッションのことになるといつまでも少年のようでいて
挑戦することを忘れず、ただ前だけを向く姿もまた彼のカッコよさなんだろう